
「M&A仲介会社の言葉を、どこまで信じていいのか。」
財務デューデリジェンスでは問題が見つからない。数字はきれいだ。でも、何かが引っかかる。M&Aで最も怖いのは、帳簿の外に潜むリスクです。企業文化・人間関係・慣行——これらは、財務資料には一切登場しません。
この会社が求めたのは、「帳簿を読める専門家」ではなく、「現場に入って本音を引き出せる人間」でした。
クライアント概要
| 業種 | クリエイティブ制作(Web・映像・広告) |
|---|---|
| 規模 | 従業員約45名 |
| 所在地 | 大阪 |
| 課題領域 | M&A・事業デューデリジェンス・リスク管理 |
| 掲載 | 匿名 |
導入前の課題:財務DDでは分からないリスクが、どこにあるか見えなかった
ロールアップ戦略で事業を拡大する中、4社のM&A候補先に対してDDを進めていました。会計上の問題は見当たらない。しかし、企業内部の実態・評判・文化に関する情報が全くない状態でした。
「仲介会社の言葉をそのまま鵜呑みにすると大きな損失を招きかねない」という危機感はあった。しかし、どうやって内情を調べればいいかが分からない状態でした。
「事業DD」という概念すら知らない状態からのスタートでした。財務資料の外にリスクが潜んでいることは分かっていても、それを調査する手段も専門家も持っていなかったのです。
なぜモンスターバンクを選んだか
モンスターバンク代表が、会社を売却する経営者の気持ちをリアルに理解していた点が信頼につながりました。
売り手側の心理・警戒心・隠したい情報の構造を知っているからこそ、それを引き出す方法も知っている。「初めてのM&Aで判断が難しい」という状況の中で、たまたまモンスターバンクと出会えたことが最大の決め手となりました。
「知識がある人」ではなく、「経験がある人」に頼みたかった。それが、選定の本質的な理由でした。
支援内容:「現場に入り込んで、本音を引き出す」事業DDを実施
買い手企業の依頼を受け、売り手企業にコンサルタントとして入り込み、事業DDを実施しました。「資料を分析する」のではなく、「現場に入って、人と信頼関係を作り、本音を引き出す」というアプローチが核心でした。
- 会議体の調整:買い手企業の企業文化・会議体が売り手企業で実際に運用可能かを調査
- 全従業員と個別面談を実施し、買い手企業への期待感や自社課題を把握
- 警戒心の強い従業員に対し、現場で実際に一緒に働きながら関係値を構築した上で本音を引き出す
- 財務DDでは発見できないリスク(人間関係・慣行・実態との乖離)の洗い出し
導入後の成果
危険なM&A回避:4件中3件 回避した損失規模:数千万円 成約した1件:買収後すぐに事業が前進
調査の結果、役員によるパワハラの実態・架空の元請け取引の記載・実態と異なる会社紹介の存在など、会計上では見えなかったリスクが次々と発覚しました。
- 4件中3件の破談を回避——数千万円規模の損失を未然に防止
- 成約した1件は、買収後すぐに事業が前進
- 売り手企業様とはその後も継続的なお取引が続いている
財務DDで問題が見つからなくても、安心はできません。帳簿の外にこそ、M&Aの本当のリスクは潜んでいます。
クライアントの声
「ビジネスにおける試着とは、単なるトライアルではなく、中に入ってリアルな情報を聞き出し、実際に手を動かしていただけることだと実感しました。本当によい買い物ができたと思っています。実質的にはモンスターバンクにこの買収を大きく推進していただいたという認識です。」
— クリエイティブ制作会社(従業員約45名)代表様
📌 この事例が示すこと
M&Aの本当のリスクは帳簿の外にあります。「現場に入れるパートナー」がいるかどうかで、買収の成否は大きく変わります。財務の数字が綺麗なほど、その外側を確認することが重要です。
※本案件に関しては売主さんと買主さんの双方が取り組みに対して合意が成立していないと対応出来かねます。